タブラ・ビート・サイエンス「ターラ・マトリクス」

(Axion PALMCD2046-2)
タブラ奏者のザキール・フセインを中心としたユニット。ザキールは、ジャズ・ギタリストのジョン・マクラフリン(この人もインド・ヲタクです)等とも共演している、インド伝統音楽と西洋音楽とのフュージョンを積極的にやっている人。
 そこに仕掛け人としてマテリアルのくせ者、ビル・ラズウェルが仕掛け人として絡んでいるので、当然普通の出来ではありません。ザキールの高性能機関銃みたいなタブラをメインに、その周囲をインドの伝統楽器やシンセサイザーやサンプリングが縦横無尽に飛び回り、そのボトムではビルの変態的なベースが怪しくうねります。超いかがわしく、超かっこいいです。
 渋谷タワーレコードの試聴盤コーナーで一聴して、即座にカウンターに走っちゃいました。サイバーパンク系の小説とか読むときのBGMとしてもオススメ。