Pat Metheny Group"Up This Way"

(Nonesuch7559-79876-2)
 今回のアルバムは全一曲68分と聞いてちょっと嫌な予感がしました。パット・メセニーは大好きですけれど、この人が大作指向に走っちゃうとついて行けないときがあるからです「Imaginary Days」は未だに聞き返していません。
 でも今回のアルバムは随所にパットらしいメロディーが満載で、意外にすんなり聴き通せました。
 全一曲といっても、全体の序曲的な割と短い「Part1」、一番ジャズっぽくハードに展開する「Part2」、パットのギターシンセとトランペットが泣きまくる「Part3」、最初のパートのフレーズがリフレインされる「Part4」の4パートからなっています。交響曲みたいな作りを目指したんでしょうかね。
 私的には評価は星3つ半くらいかな。お願いだからパット、次回はもう少し親しみやすい小品集にしようよ。