朋有り遠方より何とやらの記

 今の職場は原則として内勤です。それでなくとも狭くて冬でも蒸し暑い(パソコン端末が多いせいで)居室で一日を過ごすとすごい閉塞感にさいなまれます。
 そんな中で外からのコンタクトなど有ると妙に救われた気になります。
 一発目は元くまもと映画祭実行委員長の米川均氏からの数年ぶりの電話でした。何でも今はJR鹿児島本線北熊本駅(知る人ぞ知る名建築です)の保存活動のNPOをやっているとかで、それにまつわるあれこれを聞きました。相変わらず怪しげな活動をしているようです。
 その電話が一段落した頃、今度は「NHK少年ドラマシリーズのすべて」の編著者・増山久昭さんがこれもまた久々に訪ねてきてくれました。丁度二人とも昼飯を食っていなかったので、二人で社員食堂へ行って飯を食いながらお互いの近況などあれやらこれやら話しました。
 さらにそのちょっと後には作曲家の田頭勉先生(「きっと明日は」初代「虹色定期便」他)が居室にふらっと現れて色々と情報交換して行きました。
 全くの偶然なのですが、こういう出会いが一時に重なるとえらく自分が幸福な人間に思えてくるのです。