まだ見ぬ地に思いを馳せるの記

yazka2005-02-09

 福島県相馬市と言うところが最近妙に気になっています。
 私の両親は宇都宮の生まれですが、私の父方を辿っていくと相馬中村藩という6万石の小藩の藩士にたどり着くらしいのです。まあ要するに先祖代々勤め人だったわけですね。
 もっともその「ご先祖」が、どこから相馬へ流れてきて、どんな役職で、どんな暮らしをしていたのか、今となってはさっぱり伝わっておりません。宇都宮に流れてきた私の曾祖父は分家で、そのご本家は明治になってから北海道に開拓に渡ったらしいのですが。
 殆ど歴史の表舞台に出てこない小藩。でも江戸前期には近隣の仙台・伊達や米沢・上杉といった雄藩との境界争いで幕府に訴訟を持ち込んだり、幕末の戊辰戦争では奥羽越列藩同盟に組み入れられたり、と小藩なりのドラマが色々あったようです。