東京国際アニメフェア

 
 またまた有明ビッグサイト詣でをすることになりました。会場へ向かう人混みには小学生以下の親子連れや、明らかに中学生同士のグループなどが多く、その辺が普段のヲタクイベントとは違います。会場方向から帰っていく人たちの中には、ガンダムSEEDの紙袋を大事に抱えた若いお母さんの姿もちらほら・・・。

 会場内は大入り満員の盛況です。
 東京国際アニメフェアは、初回の時に仕事がらみで来て、それ以来久しぶりです。あの時は石原都知事が急に言い出して、準備期間不足でスタートしたため、結構寄せ集め感の強いイベントでした。その頃に比べると、さすがに回数を経てこなれたというのか、イベントらしい華を感じるようになりました。平日のビジネスデーを覗けると、もっと面白かったかも知れません。
 私が行った時は丁度メインステージで「ふたりはプリキュア」の着ぐるみショーをやっていた他、小学館のブースで神谷明が「名探偵コナン」のイベントを仕切っていたり、そこここで若手の声優さんのトークショーやら握手会やらをやっていました。家族連れとか若い子達はグッズのコーナーに主に集まっていたみたいです。
 
 これはスタジオジブリのブースに飾ってあった「ハウルの動く城」の模型

 NHKグループのブース。これが今年のキラー・コンテンツになる・・・のかな?

 参加者がコスプレをしていない代わりに、こんな格好だのメイドさんの格好だののスタッフがそこここにいました。
 プロモーション映像の上映は思ったより少なくて、その辺はちょっと不満だったかも。とりあえず、東映が作る「パワーパフガールズ」の新作のプロモは見てきました。何か戦う前に変身したりするし、これじゃ「パワパフ」っていうより「どれみ」じゃん。これはオリジナル「パワパフ」のファンからは相当反発食らうだろうなあ。
 ああ、あと、新作でもう一つインパクトがあったのが、6月からスタートするという「パタリロ西遊記」。いや、いいんだけど、どういうファン層が見るんだろう?
 あとはプロモ用のDVDとかCD−ROMとかクリアファイルとか配布物の類をもらって過ごして、東ホール奥の「香港飲茶楼」で遅い昼飯を食ってから帰りました。

宿河原「おばんざいや」

割と最近出来たらしく小ぎれいな店で、酒のつまみから鮮魚からご飯ものまでメニューが結構揃っています。頼んだのは以下の通り。
*大根と厚揚げの煮物
*インゲンと高野豆腐の煮物
*ロールキャベツ
あじのたたき
*初鰹の刺身
*鶏軟骨の揚げ物
*砂肝の炒め物
*合鴨のソテー
*菜の花のからし和え
*ジャガイモの明太子バター
*アイスクリーム季節のフルーツ添え
 満腹したあと、ぶらぶらと歩いて、二ヶ領用水の桜並木の咲き具合を見に行ってみました。下の方の、地面に近い枝の先の方にちらほらと花がほころび始めていました。来週末あたりは丁度見頃かも知れません。

 ああ、やっと「宿河原的」な日常の話になった・・・。

4月1日は東京新聞を読むの記

 今日の東京新聞の特報面の見出しから拾いました。

*サッカー10人制に FIFA、今秋キックオフ

*沖縄に「幻の新島」 地震頻発で再浮上

*関東で繁殖 ツノゴキブリ カブトムシと交配か遺伝子操作?

 ただし、見開きの特報面の一番下には「お断り 今日は4月1日エープリルフール 本日の特報面の記事はすべてつくり話です」と但し書きがあります。
 どの記事もちゃんと写真をあしらってあって、いかにも本物の新聞記事らしく作ってあります。
 私の知る限り、毎年こういう手の込んだお遊びをやるのは、大手マスコミでは東京新聞だけです。
 普段は他の新聞を購読している方も、4月1日だけは東京新聞をさがして読んでみられることをおすすめします。

見送るの記

 今日を最後に、職場の上司(のひとり)が、辞めて行きました。
 自分のやりたい仕事を追いかけて、来月からは中国へ渡り、向こう数年間はあちらで仕事をするそうです。今年に入ってから突然決まった話でした。
 正直うらやましいです。
 自分の生き方を持った人でした。
 お堅い人の多いウチの職場では珍しく冗談の分かる人でした。
 大のマックユーザーで、Winが幅を利かせているウチの職場に、わざわざ愛用のG3を持ち込んで、メールのチェックに使っていた人でした。
 いい年して今でも「ひょっこりひょうたん島」の大ファンで、愛機の壁紙にして使ってたりする人でした。
 出来の悪い私の心配もずいぶんしてもらったし、愚痴も随分聞いてもらったのですが、こんなにすぐに別れることになるのなら、もっと身のある話を出来たら良かったなあ、もっとお役に立ってあげられたらなあ、と悔やむことばかりです。
 五輪を控えた中国での仕事はやりがいもあるだろうけど、肉体的にも精神的にもハードであろうなあ、と思います。せめてご健康を祈りたいと思います。

 そう言えば今日で旧年度もおしまいでしたね。
 

羽田新ターミナルへ行くの記

 春休み中、倅と娘が熊本にあるカミさんの実家に帰るで、羽田へ見送りに出かけてきました。新しくなった羽田のターミナルへはいるのはこれが初めてです。

 なかなかに開放的で良い感じの建物です。

 評判になっている空港弁当、略して空弁の売り場。

 こんな高級弁当も売っていましたが、さすがに買う気にはなれませんでした。
 ここ以外にも弁当や軽食の売り場がそこかしこにあって、飲食関係は結構充実しているようです。
 嬉しかったのは、お土産売り場の漬け物コーナーにこんなものが置いてあった事。

 これでわざわざ大阪まで水茄子の買い出しに出ずに済みます。
 この他、鮭とキャベツの漬け物やらタケノコのみそ漬けやら、色々とおかずを買って帰りました。

30周年記念24耐(?)コミケット・スペシャル4 

 20日の午後11時にビッグサイト前着。未だ早いので、深夜営業しているカフェに入ったりして、時間をつぶしました。

 深夜のビッグサイトを見るのはこれが初めてです。暗闇の中に浮かび上がる逆三角形の威容。その下には既に妖しげな人々の行列が既にとぐろを巻きつつあります。さながら秘祭の開催を待つ邪教の神殿です。 

 21日午前0時、ビッグサイト入り口前で、事前設営参加者へのガイダンス開始。ところが、準備会の予想を遙かに上回る人手が集まってしまいました。このままでは回す仕事が無くなる、と言う事で、3分の1だけがその場に残って作業を手伝い、あとの人間は一般参加の列に回されてしまいました。

 我々時刊新聞社社員も午前0時すぎに、西2ホールの本局設営予定地に集合。ところが前日の別イベントの撤収が押したため、資材の搬入が1時間も遅れました。機械も机もなしでは作業になりません。しばし待ちぼうけです。

 時刊新聞社総代表(左)とコミケット米澤嘉博代表(右)。お互い余裕のある今のうちにご挨拶。奇しくも当日は米澤代表の52回目の誕生日でした。

 午前1時、ようやくコミケットスペシャルの設営が開始しました。

 少し遅れて、ようやくリソグラフ3台、コピー機1台のハードが揃い、時刊新聞社本局の本格的な設営が始まりました。

 午前3時、揃いの黄色のはっぴを身につけて全体ミーティング。

 早速第一号の編集開始、企画開始の午前4時に合わせて発刊します。以後全企画終了の午後9時までに通刊35号を発刊しました。

 発行された時刊新聞は、コミケット・サークルスタッフの手で参加各サークルに届けられた他、西2ホールの本局と西4ホールの配布所の二カ所で一般参加者にも配布されました。

 4時から西4ホールでの企画がスタートしました。パネル展示もあれば、ダーツや射的もあり、ミニFM放送やらバグパイプの演奏もあり、どこかの大学の学園祭の拡大版という感じです。

 そういえば鉄道関係の展示も多かったなあ。プラレールとかもあったし。 

 コミケット30年の歩みの展示。先日話題を呼んだベネチアビエンナーレ・OTAKU展の展示の一部再現もありました。

 日本SF大会の歩みのパネル展示。今年7月の第44回日本SF大会「HAMACON2」の参加受付もやっていました。

 企画の一つ、流しのアニソン屋さん。傍らに展示してあるギターには、色々な作家・漫画家さんのサインがずらり。

 会場で見かけたシュールくん(「ウゴウゴ・ルーガ」)。
 そう言えばコスプレってこれくらいしか撮影しなかったな。

 午前6時、第一部即売会の参加サークルが設営開始。俄然いつものコミケらしくなってきます。

 午前8時、第一部即売会の一般参加者入場。

 ぼちぼち参加者の投稿も来だして、時刊新聞社本局の周囲もにわかに忙しくなり始めました。

 ところで、丸一日の長丁場に備えて、社員みんながあれこれ差し入れを持ってきたのですが、異彩を放っていたのがこれ。知る人ぞ知る「ジョージア・マックス・コーヒー」。千葉県内だけで限定販売されている、ひたすらに甘い事で有名な缶コーヒーです。最初見た時誰もが「げっ!」と驚いていたのですが、結局終了時には一本残らず売り切れていました(スタミナドリンクとかは残っていたのに)。くたびれると甘いものが欲しくなるものですね。

 昼間、休憩に出た時に近所の建物から撮影したビッグサイトの全景。風はちょっと強かったけど、良いコミケ晴れの日でした。会場外には既に即売会第二部の入場待ちの人の列が・・・。

 西1ホールでやっていた企画、「青焼工房」。昔の同人誌によく使われた懐かしい技術・青焼きコピーを、立て板に水の口上とともに再現するものでした。

 午後の一番の人気企画、西2ホールの時刊新聞社の目の前でやっていた「ちゃぶ台をひっくり返す」。「巨人の星」の星一徹よろしく、参加者がお好きなようにちゃぶ台をひっくり返して下さい、というもの。みんな思い思いのせりふやパフォーマンスとともに盛大にひっくり返していました。最後には数百人の人垣が出来る盛り上がりようでした。

 その人出にあおられて、時刊新聞社本局も賑わいました。頒布していた過去の時刊新聞縮刷版はめでたく完売しました。一部増刷した今日の時刊新聞のバックナンバーも、ものすごい勢いでハケていきます。

 人出はその後もヒートアップ。午後8時過ぎからはバックナンバーを求める人が、大手サークル並みの長蛇の列を作ってしまいました。時刊新聞フルコンプリートを目指す人々の目は次第に殺気を帯びてきます。社員はてんてこ舞いの大忙しです。

 午後9時、全企画が終了。追われるように撤収を開始。作業が終わったのが午後10時30分頃。最後は西ホールホワイエで、米澤代表を囲んで簡単な全体の反省会が行われ、誰からともなく「ハッピー・バースデー、ディア米やん」と歌い出して、この日の全てのイベントが閉じました。